今週は岩手県平泉にある毛越寺(もうつうじ)を紹介します。
天台宗の850年、円仁の開基、平安末期に藤原基衡、秀衡によって完成されたとされています。堂塔40、禅房500余とその規模は中尊寺よ
りも大きかったと伝えられているが、1226年火災、1573年戦いで消滅しました。
3つの遺構は見事な礎石を残し、大泉池が広がり、庭園は枯山水の石組みとして、池の中の石が特徴的です。平安時代の唯一の実例とされています。発掘調査によって、全貌がわかるにつれて、その規模の大きさがわかり、以前は礎石と庭園しか残っていなかったものが、池、本堂などが再建されてきています。
5月には、曲水の宴、6月にはあやめ祭りなどが行われる。写真は、10年程前にたまたま、「曲水の宴」の当日に出会ったもので、優雅な平安時代をほうふつさせてくれました。
今は5月の第四日曜日に行われるようになっているそうです。